mochikoAsTechのdig日記

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イオンシネマ、リニューアル前のドメインをドロップキャッチされるの巻

イオンシネマhttp://www.aeoncinema.com/)のトップページに、こんなお知らせが出てた。

【重要なお知らせ(ご注意)】 当社HPへアクセスされる場合、旧ドメインはご利用にならないようご注意ください。

どうやら2013年7月にワーナーマイカルシネマズイオンシネマに統合された後、旧ドメイン(warnermycal.com)を手放したら、まんまと業者にドロップキャッチされて、業者が「あなたのコンピュータにウイルスが検出されました」系の詐欺サイトを開設。詐欺サイトへ「ワーナーマイカルのサイトを見ようとしたエンドユーザ」がアクセスして、何かしらの被害が出ている模様。

ちなみに旧ドメイン(warnermycal.com)にアクセスすると、リダイレクト地獄の末にこんな感じになるので、開かないことを強くお勧めします。

Internet Archive Wayback Machineで見る限り、2013年7月にサイトをクローズした後も、1年以上は新ドメイン(www.aeoncinema.com)へ302 Moved Temporarily(=一時的な移動)でリダイレクトをかけていた模様。旧ドメインの有効期限から推察するに、サイトクローズから1年半以上経った2015年3月頃に旧ドメインを手放したら、4月にドロップキャッチされたものと思われる。

クローズ直後に手放した訳じゃないみたいだし、一応は配慮してたんだね。

ただ2001年ごろに取得したドメインみたいなので、更新料も年々高くなって1年で1万円ちょっと・・・手放したくなる気持ちも分からなくもないけど、結局エンドユーザから「サイトにアクセスしたら、変なページが表示された!」とクレームが来て、トップページにお知らせ出して、といった対応をすることを考えたら、あと何年かはドメイン持ったままの方が安かったんじゃないの?と思う。リダイレクトのログを見てれば、手放す直前に旧ドメインへどれくらいアクセス来てたのか分かるだろうし。

あと、リダイレクトするときのステータスコードを、なぜ301 Moved Permanently(=恒久的な移動)にしなかったのか!302じゃなくて301にしてれば、ブラウザ側がリダイレクトをキャッシュするので、2回目以降は旧ドメインにアクセスしようとした時点で、最初から新ドメインに行ってたはずで、そうすればエンドユーザが旧ドメインをブックマークしててもまだましだったと思うのに。

しかもちょっと面白いのが、旧ドメインWhois情報を見ると、「Registrar: DROPCATCH.COM 462 LLC」とある。わっかりやすい名前だな!ドロップキャッチしてるのは、一般人じゃなくて、レジストラなのか!(レジストラ=お名前.comみたいに、レジストリからドメインを卸してもらって一般人やリセラーに売ってる業者)

Re: ドロップ・キャッチ・システム構築に関する問い合わせ:IT's my business:オルタナティブ・ブログを読んで初めて知ったんだけど、再度売りに出されたドメインレジストリから確実に買うために存在する、ドロップキャッチ専門のレジストラっていうのが居るんだねー。

最後に、イオンシネマ・・・URLにカンマ入ってる・・・一番大事なところ間違えてるよ!

今後、当社HPへアクセスされる場合は、必ず(www,.aeoncinema.com/)をご利用ください。