mochikoAsTechのdig日記

当方好きなコマンドはdigです!お友達から!!よろしくお願いします!!!

crontabでファイル名に日付が入ったログを吐くときはdateの%をエスケープしないとダメ

たとえばrootのcrontabにこんなジョブを書いたとする。 毎分「neko」を今日の日付がついたログファイルに書き込むだけのジョブ。

# crontab -l
MAILTO='自分のメールアドレス'
MAILFROM='root@ghana.infra.xyz'

* * * * *       echo "neko" > /var/log/test.`date +%Y%m%d`.log

設定してcronのログを眺めていると、1分以内にこんなログが流れてくる。

# tailf /var/log/cron
Aug 16 12:00:01 localhost CROND[1934]: (root) CMD (echo "neko" > /var/log/test.`date +)

ログを見ると「echo "neko" > /var/log/test.`date +」なので+の後ろが全部切れてる?! そしてさらにこんなメールが自分のアドレスに飛んでくる。

From: Cron Daemon <root@ghana.infra.xyz>
To: 自分のメールアドレス
Subject: Cron <root@ghana> echo "neko" > /var/log/test.`date +
(中略)
/bin/sh: -c: line 0: unexpected EOF while looking for matching ``'
/bin/sh: -c: line 1: syntax error: unexpected end of file

どういうこと・・・?もしかしてなんかコマンド書き間違えた?と思って、 まったく同じコマンドをcronじゃなくて直に叩いてみるとそっちは上手くいく。

# echo "neko" > /var/log/test.`date +%Y%m%d`.log
# ls /var/log/test.20180816.log
/var/log/test.20180816.log ←ちゃんとファイルできてる

「cron unexpected EOF while looking for matching」とかでググると、 %をエスケープしろよハゲみたいな記事が多く出てくるので man crontabしてみたけどそんなことは書いてない。

うーん・・・?と思ったがman crontabだとセクション1(crontabコマンド)のmanpageが出てくるので、 そっちじゃなくてman 5 crontabで、セクション5(crontabのファイルフォーマット)のmanpageを確認。

書いてあった!

「第6」フィールド (行の残りの部分) には実行されるコマンドを指定する。 コマンド中にパーセント記号 (%) がバックスラッシュ () によってエスケープされずに置かれていると、改行文字に置き換えられ、最初に現れた % 以降の全てのデータは標準入力としてコマンドに送られる。

つまり、cron的には

* * * * *       echo "neko" > /var/log/test.`date +%Y%m%d`.log

は%が改行に置き換えられちゃうので、

* * * * *       echo "neko" > /var/log/test.`date +
Y
m
d`.log

になっていた!と。そりゃ「`」閉じてないしエラー出るわ。

でもcronはなんで%を改行文字に置き換えちゃうんだろう?と思ったんだけど、 例えばこういう使いどころを想定してるのかな・・・?

* * * * *        mail -s "test mail" 自分のメールアドレス%WE%LOVE%%CAT!!!%

これでメールを送ると、こんな感じでメールが届きます。 改行として使えるから便利・・・・?

To: 自分のメールアドレス
Subject: test mail
(中略)
From: root <root@infra.xyz>

WE
LOVE

CAT!!!

まあそもそもを言うとログに年月日つけるのが筋が悪いのかも、と思います。

1日1ファイルずつファイルが増えていくし、古いものが消されるわけでもないからディスクひっ迫するし、 1日ごとにファイルを分けたいのであれば、日付なしのファイル名で出してlogrotatedにローテート任せるのが正しい気がする。

PHP勉強会@GMO YoursでDNSの話をしてきた&本の再販してきた

f:id:mochikoAsTech:20180702061220j:plain

先週、第127回 PHP勉強会@東京DNSの話をしてきた。

docs.google.com

「なんでPHP勉強会にDNSの話しに来たのお前?」っていう話は、
資料を見てもらうとして、同人誌書いちゃうくらいDNS好きな私的には
お名前.comのGMOオフィス(の中にあるGMO Yours)に!!行けた!!!
っていう聖地巡礼みたいな気持ちが大きくてw

f:id:mochikoAsTech:20180702061358j:plain

主催の方のご厚意で本の頒布ブースも作らせて貰ったので、
国内最大のレジストラにお邪魔してDNSの本を売る」という
肝がぶっといことをしてきました。

勉強会の参加者だけでなく、GMO社内の方も買いに来てくださって
DNSの聖地でDNS本売ってる・・・!ありがた申し訳ない・・・!」
みたいな気持ちになりました。

こんな感じで開場と同時に本はみるみる減ってゆき、
「この本が欲しくてPHP勉強会に来ました!」
と言ってくださる方も何人かいらして、本当に嬉しかったです。

IT系の勉強会って久しぶりだったのですが、
PHP勉強会は「初参加です!」「PHP初めて2年以内です!」
という方が結構多くて、長年続いているのは
新しい人が参加しやすい雰囲気がポイントなのかなーと思いました。

登壇も久々で緊張しましたが、DNSに興味を持ってもらえてよかった。
どうもありがとうございました!

余談

ちなみにPHP勉強会、かなり前に参加したことある気が・・・という話を
会場で主催の方としていたのですが、古いブログひっくり返したら分かりました。

第36回PHP勉強会@トライコーン株式会社 1F セミナールーム
2008年9月29日(月) 19:30-21:30

に参加してました。
やだー、2008年って10年前じゃないですかー・・・やだー・・・。(年齢を噛み締める)

#DNSをはじめよう (書籍版)をちょこっと再販します

f:id:mochikoAsTech:20180612202906j:plain

技術書典4の開催後も、DNS本こと「DNSをはじめよう」の
ダウンロード販売BOOTHnoteで行っていたのですが
有難いことに「やっぱり紙の本で欲しい・・・」という声が多かったので
増刷して以下のイベントでちょこっと再販することにしました。

2018年6月27日(水) 19:30~ 第127回 PHP勉強会@東京
2018年7月2日(月) 18:00~ 技術同人誌再販Night★

どちらのイベントも以下のページから参加申し込みを受付中です。
再販だけでなく、登壇もするのでぜひいらしてください。

phpstudy.doorkeeper.jp

techbook-and-ethanol.connpass.com

またイベントと併せてBOOTHでも、6月下旬ごろから
DNSをはじめよう」(書籍版)の通販を行います。

mochikoastech.booth.pm

BOOTHの倉庫に本が入荷され次第、買えるようになりますので
発売開始になったら知らせて欲しい!という方は、上記のページで
「入荷お知らせメールを受け取る」を押してお待ちください。

ちなみにBOOTHで書籍を購入すると、支払い完了から1~2営業日以内に
ネコポス(送料400円)で送られてきてポストに投函されます。
ポストに入らない場合はクロネコさんが持ち帰り、
紛失や破損はネコポスの補償あり、とのことです。

お陰さまで商業出版のお話が進みつつあり、
同人誌版の「DNSをはじめよう」を増刷するのは、今回が最初で最後となります。

40冊売れたらいいな・・・みたいなところから始まった技術同人誌が、
1,200冊も売れて、さらに増刷するところまで来られたのは
手にとって、読んで、面白いと言ってくださった皆さんのお陰です。

本当にありがとうございます!
増刷分も可愛がってもらえたらとても嬉しいです。

ちなみに増刷分の内容は、技術書典4で頒布したものとまったく同一です。
(表紙裏の遊び紙や愛はワガママサンシャインも健在ですw)

初版からの加筆・修正は商業誌版の方で進めておりますので、
何かお気づきの点はGitHubのリポジトリまでIssueやプルリクで
お寄せくだされば参考にさせていただきます!

DNSをはじめよう」のちょこっと再販、どうぞよろしくお願いします♡

初めて書いたDNS本が初参加の #技術書典 4で750冊売れた話

4/22(日) に秋葉原で開催された技術書典4に、
「好きなコマンドはdigです」というサークル(本を売る側)で参加してきました!
今回、頒布(販売)した本の種類は「DNSをはじめよう」という1冊だけです。

techbookfest.org

実は開催前、DNS本には爆死フラグが立っていた

詳しくはこちらで書いていますが、技術書典には初参加で
本を作るのも初めてだったにも関わらず、
わたくしいきなりDNS本を400冊刷るという大きな賭けに出まして・・・。

mochikoastech.hatenablog.com

正直「400部発注した」って聞いた瞬間、
みーーーーんな「あいつ、死んだな」と思ってたと思うんですよ。
(後で聞いたら、表紙描いたデザイナーですら「やっちゃったな」と思ってたらしい)

運営側のわかめさんもこの発言ですよ。

では技術書典当日、DNS本がどうなったかを時系列で追いかけてみましょう。

技術書典4の当日、DNS本は爆死したのか?

8:57 会場前に着く

旦那様に車で送ってもらって、キャリーバッグをゴロゴロしながら会場前へ。
緊張しすぎてお腹いたかったけど、色んなところで「朝ごはんは食べろ」と書かれていたので隣のマックでハッシュポテト食べた。

9:40 会場入り

会場前でデザイナーと合流。サークルスペースを飾るPOPなんかを受け取って、デザイナーN氏と私はサークル入場の列に。もう1名のデザイナーW氏は一般入場で入るのでしばし待機。ガラス越しに会場を見たら、一箇所だけダンボールがすごい詰まれてて「・・・あそこか」と自サークルの場所を把握する。この時点で被チェック数は393。

10:00 サークルスペースの設営 

先ずはテーブルに「あの布」を敷いて、準備しておいた横断幕を前面にピン留め。本の入った箱を開けて「うわぁ、PPマットだから表紙さらさら。すごい。ちゃんと本だ」とデザイナーN氏とともに感動する。さらに本と一緒に届いていたポスターを背後に掲示して、見本誌や色んな人の書評をまとめたPOPなども飾る。

段ボールが8箱もあると人の居る場所が確保できないので、半分の4箱は親方さんのスペースへ置かせてもらう。気づくとガラスの向こう側に長蛇の列が出来ててびびる。

11:00 一般入場開始

どーっと人が入ってきて、数冊売ったところで一般入場に並んでいたデザイナーW氏が合流。ここで「Docker本!!自分の本売ってる場合じゃなかった!」と気づいて、慌てて湊川さんのスペースへ。5分ほど並んでDocker本をゲットし、ほくほくしながら自スペースへ戻る。

11:45 半分(200冊)がはけてしまう

この辺り、正直あんまり記憶がない。

デザイナーN氏とふたりで次から次へとやってくる「1冊ください」に「はい!1000円です!ダウンロードカード一緒にお持ちください!ありがとうございました!」と応対していたら、背後から本を補充してくれたW氏が「残りの段ボール取ってこないともうないですね」と言いだして、「え?!うそ、200冊なくなったってこと?!午後ゆっくり来ても平気とか言っちゃったのに!」と慌ててツイート。

12:09 残り150冊になる

12:35 残り70冊になり、なくなり次第ダウンロードカードのみでの販売を決める

12:55 400冊が完売!ダウンロードカードも残り少なくて焦る

最後の方は「現在テーブルの上にある分だけで終了となります!」と言いながら売ってた。本当にあっという間に400冊がなくなってしまった!

2時間弱で完売したことがにわかには信じがたく、変なテンションで「なくなった!終わった!なくなった!」と喜んでたら、デザイナーW氏が「ダウンロードカードもあとちょっとですよね。僕、念のためと思ってデータも持ってきたのでキンコーズに走ってダウンロードカード印刷してきます!」とダッシュで去っていった。筆者と違って冷静でしゅごい・・・デザイナーさん格好いい・・・!

14:00 追加ダウンロードカードがやってきた!

追加のダウンロードカードと共にW氏が帰ってきたので、一旦お任せして休憩。疲弊しすぎて何がなんだか・・・という状態で、途中から交代要員として来てくれたエンジニア女子の差し入れであるウイダーインゼリーとおにぎりをもそもそ食べる。ありがたや。

17:00 技術書典4終了

後片付けをして、自分と献本用の十数冊をクロネコヤマトで送る。

無事に終わったものの、嵐のような6時間だったのでちょっと状況が把握できず、デザイナーさんたちと別れた後は真顔で宙を見つめる変な人になる。

18:00 打ち上げに参加

親方さん主催の打ち上げに参加!トマトジュースと焼き鳥・・・塩分美味しい・・・隣に座られたのが湊川さんで「どどっどっDocker本買いました!」と打ち明けたら優しく微笑まれた。女神。

あと新人賞の表彰状をいただいた!わーいわーい!

19:30 打ち上げから離脱して帰宅

もうへとへとだったので、近くに来てくれてた旦那様と合流して帰宅。

23:30 頒布数を数えつつ、BOOTHで電子書籍版(PDF)を販売開始

片づけをしつつ、結局、11:00~17:00の6時間で何冊売れたんだろう?と数えてみたところ、なんと750冊売れてたことが判明。

つまり最初の2時間は20秒に1冊、その後の4時間は40秒に1冊くらい売れてたのかな・・・なんだその数字・・・。

Twitterを眺めてたら「DNS本買い損ねたー!」「買い忘れたー!」というツイートをちらほら見たので、熱が冷めないうちにBOOTHに電子書籍版(PDF)を出しておいた。

この判断が大正解で、翌朝起きるまでにBOOTHで25冊くらい売れてました。みんなの技術書典熱が冷めないうちに出すの大事・・・!

3日経った今でも結構売れてて、BOOTHでの販売数は既に120冊を超えてます。

mochikoastech.booth.pm

という訳でDNS本は爆死どころか大成功だったよ!

13時前に紙の本が売り切れた後も客足は途絶えなくて「ダウンロードカードか・・・紙の本が欲しかったなー」と去っていく方も結構居らしたので、終わった今判断するなら多分紙の本は1,000冊くらいでちょうど良かったんだと思う。

けどさすがにそこまでは冒険できなかったし、周りのサークルさんが「50冊より100冊かな?なんなら200冊いっちゃう?」と悩む中で、400冊でも私ナイス判断だったと思う。えらい。

初参加だよ?初めて作った本なんだよ?それでこんなに欲しいと思ってくれる人がいっぱい居たなんて、ほんとにほんとに嬉しかったです。買ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。

いったい何を頑張ったから400冊も売れたのか?についてはまた別エントリでまとめようと思います。

ちなみに私の戦利品はこちら

私が買った本はこちらー。「本当はおそろしい商業出版?!」がまじでおそろしい。

初めて参加した技術書典4は最高に楽しかったです。
運営の皆さま、楽しいお祭りをどうもありがとうございました

#DNSをはじめよう に書評をいただきました その②

いよいよ技術書典4は明後日の22日(日) 11:00〜17:00に開催です!
初めて行く方はぜひ技術書典の攻略ガイドを一読してから行きましょう♡
(ちなみに私も初参加です。初参加なのにいきなり売る側で参加という)

techbookfest.org

開催に先んじて、当日「好きなコマンドはdigです(か-07)」で頒布する
DNSをはじめよう」という本に、色んな方から書評を頂いたので
前回に続いてご紹介していきます。

五十嵐邦明さん(@igaiga555 「Railsの教科書」著者 )

ドメインを取得して使いたい人、新人研修で使うネットワークの教科書を探している人、そして普段Webアプリを書いているが「DNSってドメインからIPアドレス引いてくるんだよね?」以上の知識を持っていなかった私へお勧めの一冊。
実際の事例の説明を多く盛り込んで解説してくれる。
そして、突然現れるスプラトゥーン2のブキチと、AWSポエムに全部持っていかれるので、試験前日に読むとそれしか覚えていないということになりかねないのでそこだけは要注意だ。 

こちらは達人出版会から出ている「Railsの教科書」の著者である、いがいがさんこと五十嵐邦明さんからいただいた書評です。ブキチと愛はワガママサンシャインをちゃんと拾ってもらえて嬉しい・・・・ありがとうございます!

甲木洋介さん(AWSと言えば Developers.IO でおなじみクラスメソッドのエンジニア)

現在のITエンジニアにおいてDNSの仕組みを学ぶことは、必須と言えるでしょう。その為DNSを学ぶための情報はWebサイトや書籍など既に膨大な量が出回っています。しかし多くの場合、ドメイン取得した「その後」に触れられていなかったり、ネームサーバを利用する「その前」の記述が無かったりなどで、知識が断続的になってしまいがちです。

その点本書はドメイン販売の仕組みから実際のドメイン取得方法、そしてAWSと契約して実際にRoute53を利用するところまでを、豊富なキャプチャと共に丁寧に説明しています。また、最近のSNSやニュース記事として見たことあるDNS関連の事案がふんだんに紹介され、なぜあのような事案が発生したのか、DNSをちゃんと管理しないと何が起きるか、という事を地続きで説明してくれます。そして適度に現れるドリル(クイズ)が、入門書にありがちなユルさに適度な緊張を与えています。まさに本書の著者であるmochikoさんが目指した「わからない人の気持ちに寄り添った」構成となっています。

昔から現在まで広く長く使われている基本的な技術を、最新情報まで交えつつ、楽しく学べる構成で刊行された本書は、まさに採れたて新鮮な"旬"の書籍だと言えます。これからDNSを学びたい方、学ばせたい方は、是非ともこの旬を逃さないようにしてください。

こちらはAWSと言えばDevelopers.IOでおなじみ、クラスメソッド株式会社のエンジニアであり「Oracle SQLクイズ」の著者でもある甲木洋介さんからいただいた書評です。

AWSで困って検索すると必ずお助け記事が出てくる、あのDevelopers.IOの中の人に書評貰えるなんて・・・しかも採れたて新鮮な"旬"の書籍って褒められたよ・・・・泣きたい!

よしおかたかひろさん(@hyoshiok

DNS大好きなmochikoAsTechさん著「DNSをはじめよう」。
初心者にわかりやすい入門書です。ドメインを買うことから始まってます。ショッピングガイドみたいだ。安くてお得なドメインDNSの仕組み、AWSのネームサーバの使い方、digとwhoisを叩いて学ぶDNS、最後にトラブルシューティング
ネットワークエンジニアの卵だけじゃなくて、ウェブアプリを作っている皆さんにもどうぞ。

最後は技術書典4でご自身も本を出されるよしおかさんからいただいた書評です。
前回は1時間で売り切れたというツワモノ・・・私もあやかりたい・・・。

 

さて、たくさんの方から熱のこもった書評を頂戴した
DNSをはじめよう(150ページ/1,000円)」は、4月22日(日) に
技術書典4の「好きなコマンドはdigです(か-07)」にて頒布(販売)予定です。

なお技術書典4での特典として、本を購入された方には
電子書籍(PDF)のダウンロードカードを無料で差し上げますので
皆さん、ぜひ「DNSをはじめよう」を買いにいらしてください♡

(ちなみに技術書典4の開催終了後は、電子書籍(PDF)版をBOOTHにて販売する予定です)

#DNSをはじめよう に書評をいただきました その①

いよいよ今週末、4/22(日) の技術書典4で頒布(販売)するDNS本、
DNSをはじめよう」ですが、お陰さまでたくさんの方から書評をいただきました。

techbookfest.org

本当にありがたい・・・感想もらえるの嬉しいとは聞いてたけど、ここまで嬉しいとは思わなかった・・・。という訳でご覧ください!「DNSをはじめよう」に寄せられた書評です!

片岡玄一さん(『良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方』著者)

仕事の役に立つ知識が満載で、新卒、ベテラン、誰にでもお薦めしたい一冊。素人目線に合わせて解説されているので、全然分かっていなかった人でもざっくり理解できる。文系で難しい話の苦手な人でも挫折せず読み切れるDNS本です。

こちらは『良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方』の著者のひとりである片岡玄一さんからいただいた書評です。ありがとうございます!
「いい本だなー」って思ってた本の著者から書評もらえるとかどういうことなの・・・夢なの・・・?

太田ブンメイさん(「Web制作者のためのUXデザインをはじめる本」著者)

ネットの世界において、DNSはまさに筆者の言葉どおり「水道管のように地味」な世界。しかし、インフラエンジニアが司るこの地下世界、この水道管の仕組みを理解し、向き合うことはますます重要になってくるはずです。日々ニュースを賑わすネットベンチャーやスタートアップの人たちも、インフラエンジニアがこの世にいなければビタ一文稼ぐことはできないのです。
本書には、実際にドメインを一つ購入して運用を開始するという “ストーリー” が実装されています。百戦錬磨の筆者が紡ぐ珠玉のエクスペリエンス、読者は楽しく追体験しながらDNSの世界に耽溺することになるでしょう。この本のゴールは「DNSが好きになる」ことなのです。初学者の入門本として、更に上級者が初学者に与える教科書として、超オススメ。早く手に取って開いてください! 

続いては「Web制作者のためのUXデザインをはじめる本」の著者、太田ブンメイさんからの書評です。書評なのにそれ自体が面白いってどういうことw ビタ一文w

ちなみにブンメイさんはご自身の紹介文も面白いので、併せて載せておきます。

太田ブンメイ(評者)
1990年代、インターネット黎明期にエンジニアとしてキャリアをスタート(現在はサービスデザインの専門家へとジョブチェンジ)。初めてネットに繋いだのはイッチョンチョンのダイアルアップモデムだったかな。その後ケーブルモデムで常時接続環境になったとたん自宅書斎にフルタワーの自鯖を立てたら月の電気代が10万近くなったことがあるぐらいにはDNS好き。当時努めていたオフィスのネット接続環境や開発用サーバーの構築はだいたいやってたぐらいには元ネットワークエンジニア。
株式会社アイ・エム・ジェイ Service Design lab. デザインマネージャー/常葉大学 非常勤講師(造形学部)/日本デザイン学会 正会員/NPO法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)認定 人間中心設計専門家

イッチョンチョンw すごい人なのに面白くてすごい。お陰で語彙力失うw
続いてはこちらです。

つよさん@infragirl755 #インフラ女子の日常 を描いている新進気鋭のインフラガール

この本は、「ドメイン名を取得してみる」といった利用者目線から始まるのがとても良いと思いました。私は現場でDNSサーバの担当者になった時、DNSはフルリゾルバとコンテンツサーバがあって・・・から始まり、digの使い方、BINDの本を読むところから始まりました。「レジストラとは?レジストリとは?」と言った利用者目線を知るのにとても苦労した覚えがあります。
5年前の自分に渡してあげたいです。文章もユーモアがあって読みやすく面白かったので、146ページをサクサク読むことができます。
「5年前の自分に渡してあげたい」
分かる・・・その感じ分かるよ・・・という共感を呼ぶ書評は、Twitter#インフラ女子の日常 を描いている新進気鋭のインフラガールことなつよさん@infragirl755)です。
ちなみになつよさんは、技術書典4ではすぐ隣の「さかさまダイアリー(か-08)」にて「脆弱性ってなんだろう?~CVSSを知ろう~」という本を頒布されるのでお隣さん同士です。ご自身も準備でお忙しい中、エモい書評ありがとうございます!

谷啓さん(@kwappa Web制作者のためのGitHubの教科書」著者)

「はじめに」の3行目から「DNSは好きですか? 筆者はDNSが大好きです!」と宣言されているとおり、本書はDNSが好きすぎるという理由から書かれた本です。

ひとは好きなものについて語るとき、たいてい楽しそうにいきいきと語ります。みなさんだってそうでしょう?ぼくだってそうです。著者のmochikoさんも例外なくそうでした。
 
ですから本書は、DNSについて楽しくいきいきとした筆致で書かれています。豊富なコラム、軽やかな脱線、散りばめられたコネタから、DNSが好き!というメッセージがこれでもかと伝わってきます。

そして楽しさは伝染するものです。ドメインとってDNS設定なんてサイトを立てた時の初期設定でしょ、ぐらいに思っていたぼくですら、読後はDNSに興味を持ったし、今まで雑に考えててごめんよ!という気持ちになりました。

え、内容?好きなことをひとに語るときは、できるだけ間違わず正確に、そして興味を持ってもらえるようにするでしょう?本書もまさにそういう本です。ポイントごとに書かれている「ドリル」を解けるようになると、Web開発の現場で仕事をするための武器をひとつ手に入れることができます。

楽しくて学びを得られる「DNSをはじめよう」、おすすめです。 

最後に、私が言いたかったことを全部代わりに言ってくれた感のある素敵な書評は、株式会社ドワンゴの技術コミュニケーション室長であり「Web制作者のためのGitHubの教科書」の著者でもある塩谷啓さん(@kwappa) からいただきました。ありがとうございます!

 

皆さんからこんなに愛のある感想をいただいた
DNSをはじめよう(150ページ/1,000円)」は、4月22日(日) に
技術書典4の「好きなコマンドはdigです(か-07)」にて頒布(販売)予定です。

なにしろ400冊も刷っちゃったので、半分でも売れたらいいなー♡
売れなかったらしばらくは白米に塩かけて生きようー♡みたいな気持ちです。

なお技術書典4での特典として、本を購入された方には
電子書籍(PDF)のダウンロードカードを無料で差し上げますので
皆さん、ぜひ「DNSをはじめよう」を買いにいらしてくださーい!

techbookfest.org

なお「みんなの書評」はまだ続きがある予定です。お楽しみに。

技術書典4で出すDNS本を40部から400部に増やしてみた

タイトルのとおりなんだけど、4/22(日)の技術書典4で出すDNS本の印刷部数を
当初考えていた40部から何度も変更して、最終的には10倍の400部で発注したので
その経緯や金額などをメモー。

techbookfest.org

1月上旬:最初は40部と思っていた

そもそも本なんか書いたことも作ったこともない。
申込時点で「持ち込み部数」を聞かれたので、30部?40部?と迷ったけど
割と多めのつもりで40部にしておいた。
100部刷って爆死した人のブログなんかも見たし、
 正直この時点ではこれでも多いと思ってた)

2月中旬:100部に増やそう!と決める

ワンストップ!技術同人誌を書こう」の「18.2 技術書の印刷部数」で
・技術書典2では100部持ち込んで早い時間に完売したところが結構あった
・残ったら当日その場でComicZINに委託できる
という話を読んで、100部で印刷しようかなと決める。

3月中旬:表紙パワーを感じて200部に増やす

ページ数がおおよそ150ページで固まったことで、
オンデマンド印刷の可能性はなくなり、日光企画のオフセット印刷の
早割りセットB5料金表をまじまじと眺める。

100部で71,720円、150部で80,890円、200部で89,730円。
100部だと72冊売らないと印刷代を賄えないけど、200部だと90冊売れば賄える。
全体の半分弱売れればいいって考えると気持ちが楽だなー。

デザイナーさんやレビュアーにあげる分が20部と考えると、
100部だと足りない&厳しいかも、よっしゃ200部行ってみよーと決める。

4月上旬:入稿後、やっぱり300部にすべきだった?と迷い始める

4月1日に技術書典4の一般参加者向けサイトがオープン。
一般参加者は気になるサークルにチェックが付けられて、
出展側は自サークルに付いた数が確認できるんだけど、

この被チェック数が
10→20→27→31→36→40→44→49→53→54→60→64→71
と日々めっちゃ伸びていく・・・!

1週間で50を突破した辺りで、300部に増やすべき?とめっちゃ悩み始めて、

300部で行こう!と腹を決める。

 4月9日:どーんと400部に増やしてみた

印刷会社の日光企画さまに問い合わせた結果、早割りセットはもうNGだけど
30%引きならまだ間に合うからこの金額で増刷可能だよ、と回答を貰う。

300部なら141,200円、400部なら168,200円、
普通なら300部でやめとくだろうけど、ここまで既に
「やっぱり100部!」「やっぱり200部!」「やっぱり300部!」と
3回も部数見直ししてるので、もう1回くらい来そうな気がして悩む。

もともと1冊1000円で売ろうと思っていたので、
400部刷っても169冊売れれば印刷代は賄える・・・なんだ、いける予感!

被チェック数が71なので、x3なら213、x5だと355、
肝がぶっといのでなんだか169冊くらいなら余裕でいけそうな気がしてきたよ!

技術書典4にはいけないけど紙の本欲しかったー、っていう人もいるだろうし、
余ったらComicZINに委託するか、BOOTHの発送代行・倉庫サービスに頼めばいいや!

おっけーおっけー!400部でゴー!

という訳で1分に1冊ペースで売れない限り絶対完売しません

技術書典4の開催時間は11:00〜17:00なので6時間です。

6時間で380部売るには、1時間に63冊、つまり1分に1冊のペースで売れない限り
DNSをはじめよう」は絶対に完売しません!わー、なにそれすごーい!
コンビニの誤発注みたーいw

でも書いた本人が言うのもなんですが「DNSをはじめよう」は
すっっっっごくいい本です。

私自身、校正で何度も読み返しながら
「エンジニアとして仕事を始めたときにこの本読みたかったなー」
ってしみじみ思ったくらい、本当にいい本です。

だからこの本を読みたいなと思ってくれる人が、
買いたいなと思って来てくださる人が、きっとたくさんいるはずだ、と思っていて、

そんな方たちが、技術書典に行って整理券貰って並んでやっとたどり着いて
本が売り切れててがっかりするよりは、在庫いっぱーい!の方がいいな、って
そう思っているので、400部発注したけど気持ちは明るいです♪

4/22(日)は技術書典4でDNS本買ってねー

という訳で皆さま、4月22日(日)に秋葉原UDXで開催される技術書典4では
DNSをはじめよう」をぜひ買いにいらしてください。

入社したばかりの新卒向けに10冊まとめ買いとかも歓迎ですw
絶対に完売してないので、午後でも安心して買いにきてくださいw

そしてもしいっぱい売れたら、素敵な表紙を描いてくれたデザイナーさんに
儲け分で再び焼肉をご馳走したいです。

f:id:mochikoAsTech:20180401144918p:plain
f:id:mochikoAsTech:20180301220006p:plain