mochikoAsTechのdig日記

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みんなで確認しておくのはどうでしょう?大切なことだと思うんです!

SHIROBAKO Advent Calendar 2019の12日目です。

SHIROBAKOは定期的に見返しているので、最初に見たのはいつごろだったんだろう…?と振り返ったところ、2015年でした。
誰かに勧められて見始めたような気がするけど、もう何も思い出せない。


全力で走るために、ここで立ち止まって前提を共有しよう

#02 あるぴんはいます!」で、ただでさえスケジュールが押しているのに、監督が「あるぴんが最初に出会ったのはお姉さんだったわけダーッ!」みたいなことを言い出して、なんでそういう設定を後から出してくるんだよ、というシーンがあります。

仕事をしていると、こういう場面に出くわすことはままあります。

聞いてない情報が突然出てくる。もしそれを取り込むなら、今やってたところも直さなきゃいけない。なんで今さらそういうこと言い出すんだよ!どうする?直すの?直さないの?とにかく決めてよ!これ以上の後出しはやめろよな!と怒りで体温が上がってしまうような場面です。

普通なら直すか直さないかを決めておしまいですが、みゃーもりはちゃんと、このトラブルの元になった状況そのものを解決しようとします。

そこで出てくるのがこの台詞です。

今回の作画を直すとして、作業に入る前に、もっかい「あるぴん」や「えくそだすっ!」のキャラについて、みんなで確認しておくのはどうでしょう。
大切なことだと思うんです。

これってつまり「期限に向かって全力で走るために、ここで立ち止まって前提を共有しよう」ということだと思います。

リリース日や入稿の〆切といった「期限」が迫っていると、とにかく早く走りたくなりますが、情報や解釈の共有をしておかないと、結局後出しや迷いが妨げになって全速力で走れなくなります。

ひとりのキャラクター、ひとつのルール、ひとつの仕様、みんなで「同じことを考えている」と思っていても、実は細部で解釈が違った!ということはよくあります。

恐らくここで「あるぴん」や、「えくそだすっ!」のキャラについて、「いちごショートが好き」とか「良くも悪くも脇が甘い」みたいなイメージの共有をせずに進んでいたら、もっと先の話数でさらなる後出しが発生して、ぷるキューに代わる新たなネットスラングが生まれてしまう世界線があったように思います。

みゃーもりはすごい!えらい!

SHIROBAKO好きに勧める本

ちなみにこういう「好きなものに対するひたむきで純度の高い情熱」にぐっとくる人は、辻村深月の「ハケンアニメ」という小説もきっとぐっとくるはず。

お勧めだー。

adventar.org