mochikoAsTechのdig日記

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コミュニティのメーリングリストをできるだけ安く簡単に作る方法

もしあなたが技術系のコミュニティを立ち上げて、メーリングリスト作りたいなーと思ったとする。 最近はドメインも安いし、出来れば独自ドメインで用意したいなーと思ったとする。 今ってどのサービス使うのが手軽というか流行りというか主流なんだろー、と思っ(ry

最初に結論

そんな時は、結論から言うとGoogle Apps for Business(有償版)を1アカウント分だけ購入(6,000円/年)して、Googleグループで作成することをお勧めする。数年前、とあるコミュニティのMLを用意するにあたって、色々調べてたんだが、いくつかの理由で「Google Appsの有償版だなー」と思ったのでメモ。(のリライト)

以下、なぜGoogle Apps for Business(有償版)がいいか、という理由。例があった方が分かりやすいので、猫好きな技術者が集うコミュニティ用にnekosuki.catというドメインを取ったと仮定して話を進める。(ちなみに.catというTLDは実在する)

理由1. ただのGoogleグループだと独自ドメインは使えないから

nekosuki@googlegroup.comでもいいや、という人はただのGoogleグループで問題ない。 以下、折角だから○○@nekosuki.catがいいなー、という気持ちで進む。

理由2. 無償版のGoogle AppsだとオープンなMLは作れないから

出来るだけお金はかからない方がいい。(と思う) けれど残念ながらGoogle Appsの無償版では、そのドメイン内でのみ有効なML(Googleグループ)しか作れない。

nekosuki.catというドメインGoogle Apps無償版を使い始めた場合、折角MLを作っても、そのドメインのアカウントしかMLに参加登録出来ない。つまり「なんていいメーリングリスト!ぜひ入りたい!」と思ったどこかの猫好き技術者が、tora@kalkan.catで登録しようとすると出来ない訳で。これだとコミュニティのメーリングリストとして必要な要件を満たさない。

理由3. Google Apps有償版だと細かいアクセス設定が出来てウェブアーカイブも使えるから

Google Apps有償版にすると「Google Groups for Business」が使えるようになる。無償版のML(Googleグループ)と違って、この「Google Groups for Business」は「メーリングリスト」として必要な機能を一通りそろえている。過去のログもウェブアーカイブで参照出来るし、例えば「管理者が招待しないと登録出来ない」ようなアクセス権限の設定も細かに出来る。投稿されたメールのタイトルに、キーワード付きで連番振るとかも可能。 http://www.google.com/apps/intl/ja/business/groups.html

ちなみにGoogle Apps有償版を買っただけだと「Google Groups for Business」は有効にならない。管理画面のトップに「有効にする」というリンクが出るので、そこを踏んで有効にする必要がある(これで1時間くらい無駄にした)

理由4. コミュニティの問い合わせ用メールアドレスも用意出来るから

コミュニティを立ち上げると、もしかしたら主催者への問い合わせ窓口として「info@nekosuki.cat」とか「contact@nekosuki.cat」とかのメールアドレスがあったら便利だなーと思うかも知れない。そういうときはGoogleグループでもう一つMLを作ればいいだけなので、これが地味に便利。今思いついたけどメールマガジンも可能だと思う。そしてどれだけGoogleグループを作っても、アカウントを増やす訳じゃないので6,000円/年は変わらない。

という訳で、ちょっとしっかり目にコミュニティを立ち上げて、メーリングリスト作りたいなーと思っている人は、Google Apps for Business(有償版)を1アカウント分だけ購入(6,000円/年)して、Googleグループで作成することをお勧めする。