初めて書いたDNS本が初参加の #技術書典 4で750冊売れた話
4/22(日) に秋葉原で開催された技術書典4に、
「好きなコマンドはdigです」というサークル(本を売る側)で参加してきました!
今回、頒布(販売)した本の種類は「DNSをはじめよう」という1冊だけです。
実は開催前、DNS本には爆死フラグが立っていた
詳しくはこちらで書いていますが、技術書典には初参加で
本を作るのも初めてだったにも関わらず、
わたくしいきなりDNS本を400冊刷るという大きな賭けに出まして・・・。
正直「400部発注した」って聞いた瞬間、
みーーーーんな「あいつ、死んだな」と思ってたと思うんですよ。
(後で聞いたら、表紙描いたデザイナーですら「やっちゃったな」と思ってたらしい)
運営側のわかめさんもこの発言ですよ。
死なないで城之内… / “技術書典4で出すDNS本を40部から400部に増やしてみた - mochikoAsTechのdig日記” https://t.co/eRZnKdYrUI
— わかめ@TypeScript味 (@vvakame) 2018年4月11日
では技術書典当日、DNS本がどうなったかを時系列で追いかけてみましょう。
技術書典4の当日、DNS本は爆死したのか?
8:57 会場前に着く
旦那様に車で送ってもらって、キャリーバッグをゴロゴロしながら会場前へ。
緊張しすぎてお腹いたかったけど、色んなところで「朝ごはんは食べろ」と書かれていたので隣のマックでハッシュポテト食べた。
#技術書典 の会場前に着いたー!けどサークル入場まではやることないのでカフェに移動。会場前は誰もいないけど、もう少し手前の階段状のところに結構人がいたので、みなさんあそこで待ってるのかなー。 pic.twitter.com/g43jWJcWNE
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月21日
9:40 会場入り
会場前でデザイナーと合流。サークルスペースを飾るPOPなんかを受け取って、デザイナーN氏と私はサークル入場の列に。もう1名のデザイナーW氏は一般入場で入るのでしばし待機。ガラス越しに会場を見たら、一箇所だけダンボールがすごい詰まれてて「・・・あそこか」と自サークルの場所を把握する。この時点で被チェック数は393。
被チェック数:393#DNSをはじめよう は限定400冊!
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
どんどんドーナツどーんと行こう🍩#技術書典 pic.twitter.com/IhLwoCKulP
昨日サークル入場で並んでるとき、各テーブルの下に1つとか2つとか段ボールが並んでる中で、明らかに一箇所だけ異質なところがあって。周りの人も「あれ誰だよ、6箱も積んでる…」ってざわついてて「あああ私です。しかも8箱です。ごめんなさい…」って心で言ってた。。#DNSをはじめよう#技術書典 pic.twitter.com/qXlU2sv3QR
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
10:00 サークルスペースの設営
先ずはテーブルに「あの布」を敷いて、準備しておいた横断幕を前面にピン留め。本の入った箱を開けて「うわぁ、PPマットだから表紙さらさら。すごい。ちゃんと本だ」とデザイナーN氏とともに感動する。さらに本と一緒に届いていたポスターを背後に掲示して、見本誌や色んな人の書評をまとめたPOPなども飾る。
段ボールが8箱もあると人の居る場所が確保できないので、半分の4箱は親方さんのスペースへ置かせてもらう。気づくとガラスの向こう側に長蛇の列が出来ててびびる。
11:00 一般入場開始
どーっと人が入ってきて、数冊売ったところで一般入場に並んでいたデザイナーW氏が合流。ここで「Docker本!!自分の本売ってる場合じゃなかった!」と気づいて、慌てて湊川さんのスペースへ。5分ほど並んでDocker本をゲットし、ほくほくしながら自スペースへ戻る。
11:45 半分(200冊)がはけてしまう
この辺り、正直あんまり記憶がない。
デザイナーN氏とふたりで次から次へとやってくる「1冊ください」に「はい!1000円です!ダウンロードカード一緒にお持ちください!ありがとうございました!」と応対していたら、背後から本を補充してくれたW氏が「残りの段ボール取ってこないともうないですね」と言いだして、「え?!うそ、200冊なくなったってこと?!午後ゆっくり来ても平気とか言っちゃったのに!」と慌ててツイート。
#DNSをはじめよう 既に半分(200部)がはけました!ほしい方はお早めにお越しください!#技術書典 pic.twitter.com/XcvWEzbVzM
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
12:09 残り150冊になる
#DNSをはじめよう 残り150冊です!#技術書典 pic.twitter.com/cDk15phMVR
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
12:35 残り70冊になり、なくなり次第ダウンロードカードのみでの販売を決める
#DNSをはじめよう は残り70冊ほどとなりました!紙の本がなくなったらダウンロードカードのみで1,000円で頒布する予定です!欲しい方はお早めに!#技術書典 pic.twitter.com/t9W5jszGWY
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
12:55 400冊が完売!ダウンロードカードも残り少なくて焦る
最後の方は「現在テーブルの上にある分だけで終了となります!」と言いながら売ってた。本当にあっという間に400冊がなくなってしまった!
2時間弱で完売したことがにわかには信じがたく、変なテンションで「なくなった!終わった!なくなった!」と喜んでたら、デザイナーW氏が「ダウンロードカードもあとちょっとですよね。僕、念のためと思ってデータも持ってきたのでキンコーズに走ってダウンロードカード印刷してきます!」とダッシュで去っていった。筆者と違って冷静でしゅごい・・・デザイナーさん格好いい・・・!
12:55で #DNSをはじめよう の紙の本は完売となりました。現在はダウンロードカードのみで1,000円で頒布しております!(ダウンロードカードも残少なめです)#技術書典 pic.twitter.com/IHe78eCYwM
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
#技術書典 4にて #DNSをはじめよう は400部すべて完売となりました。ごめんなさい。ダウンロードカードのみ1,000円で販売しております! pic.twitter.com/KAbe2WqrjA
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
14:00 追加ダウンロードカードがやってきた!
追加のダウンロードカードと共にW氏が帰ってきたので、一旦お任せして休憩。疲弊しすぎて何がなんだか・・・という状態で、途中から交代要員として来てくれたエンジニア女子の差し入れであるウイダーインゼリーとおにぎりをもそもそ食べる。ありがたや。
#DNSをはじめよう のダウンロードカード、増刷できました!これで17時までもつはず…!紙の本が買えなかったみなさん、ごめんなさい。か-07で引き続きお待ちしてます!(売り子のメンズふたりがデザイナーです。表紙の感想を伝えてあげてください♡)#技術書典 pic.twitter.com/dzJjqt8TIh— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
17:00 技術書典4終了
#技術書典 4終わったー!!#DNSをはじめよう は紙の本400冊が2時間かからずに売り切れて、そこからはさらにPDFのダウンロードカードがおおよそ250〜300程度売れたので、ちょっともう足し算できない。買ってくれた皆さん、ありがとうございました。紙の本買えなかった皆さんごめんなさい>< pic.twitter.com/8HcSpJAGGX
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
後片付けをして、自分と献本用の十数冊をクロネコヤマトで送る。
無事に終わったものの、嵐のような6時間だったのでちょっと状況が把握できず、デザイナーさんたちと別れた後は真顔で宙を見つめる変な人になる。
初参加の弱小サークルなのに #DNSをはじめよう が2時間で400冊完売しちゃって、PDF版のダウンロードカードも含むと恐らく600冊以上は売れてる事態が飲み込めなくて真顔になってる。#技術書典 pic.twitter.com/fr4n9PLz4F
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
何が起きたの?
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
技術書典終わったの?終わったんだよね?
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
18:00 打ち上げに参加
親方さん主催の打ち上げに参加!トマトジュースと焼き鳥・・・塩分美味しい・・・隣に座られたのが湊川さんで「どどっどっDocker本買いました!」と打ち明けたら優しく微笑まれた。女神。
あと新人賞の表彰状をいただいた!わーいわーい!
そしてこちらが #技術書典 後の打ち上げで #DNSをはじめよう にいただいた新人賞の表彰状です!
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
> あなたは、初参加・初執筆にもかかわらず、400部をぶっこみました。よってその肝の太さにについて(以下略)
ありがとうございます!!!wwww pic.twitter.com/QgDM3J1M1f
#技術書典 開催後の打ち上げで新人賞を頂いて、スピーチをさせてもらったのだが、かえすがえすもあの時「ありがとうございます!それでは聞いてください・・・愛はワガママサンシャイン!」と歌いださなかったことを後悔している。(なんだよそれ、と思われた方は #DNSをはじめよう の付録を参照)
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月25日
19:30 打ち上げから離脱して帰宅
もうへとへとだったので、近くに来てくれてた旦那様と合流して帰宅。
23:30 頒布数を数えつつ、BOOTHで電子書籍版(PDF)を販売開始
片づけをしつつ、結局、11:00~17:00の6時間で何冊売れたんだろう?と数えてみたところ、なんと750冊売れてたことが判明。
つまり最初の2時間は20秒に1冊、その後の4時間は40秒に1冊くらい売れてたのかな・・・なんだその数字・・・。
速報値ですが #技術書典 4での #DNSをはじめよう の頒布数は
・紙の本 400冊(完売)
・ダウンロードカード 350冊
で、計750冊でした!!
電子書籍版(PDF)は先ほどBOOTHでも販売を開始しました!
そんなに売れたの?読んでみたい!という方はこちらからどうぞ!https://t.co/cksD2qKX3X— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
Twitterを眺めてたら「DNS本買い損ねたー!」「買い忘れたー!」というツイートをちらほら見たので、熱が冷めないうちにBOOTHに電子書籍版(PDF)を出しておいた。
#技術書典 4で750冊売れた「DNSをはじめよう」をBOOTHで販売開始しました!PDFは紙の本と違って全ページカラーなのがいいところ!#DNSをはじめよう ~基礎からトラブルシューティングまで~
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
技術同人誌(PDF) / 148ページ / ¥1000https://t.co/ohvUXLeoCb #booth_pm
この判断が大正解で、翌朝起きるまでにBOOTHで25冊くらい売れてました。みんなの技術書典熱が冷めないうちに出すの大事・・・!
3日経った今でも結構売れてて、BOOTHでの販売数は既に120冊を超えてます。
という訳でDNS本は爆死どころか大成功だったよ!
13時前に紙の本が売り切れた後も客足は途絶えなくて「ダウンロードカードか・・・紙の本が欲しかったなー」と去っていく方も結構居らしたので、終わった今判断するなら多分紙の本は1,000冊くらいでちょうど良かったんだと思う。
けどさすがにそこまでは冒険できなかったし、周りのサークルさんが「50冊より100冊かな?なんなら200冊いっちゃう?」と悩む中で、400冊でも私ナイス判断だったと思う。えらい。
初参加だよ?初めて作った本なんだよ?それでこんなに欲しいと思ってくれる人がいっぱい居たなんて、ほんとにほんとに嬉しかったです。買ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
お金出して本買ってもらえた上に「分かりやすいです!」って褒めてもらえたり「ありがとう」って感謝してもらえるとか、もしかして技術本書くって夢のような作業なのでは…?
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月23日
いったい何を頑張ったから400冊も売れたのか?についてはまた別エントリでまとめようと思います。
ちなみに私の戦利品はこちら
私が買った本はこちらー。「本当はおそろしい商業出版?!」がまじでおそろしい。
#技術書典 4の戦利品!Docker本と、本当は恐ろしい商業出版買えてよかったー!
— mochiko@技術書典4でDNS本出したよ (@mochikoAsTech) 2018年4月22日
設営終わったらすぐ一般入場でほんとに見る暇なかったので、自分の本( #DNSをはじめよう )も今ようやくじっくり見た。表紙と1ページ目の間にある半透明の遊び紙いいなぁ。表紙のPPマットもさらさらでいいなぁ。 pic.twitter.com/S8XPqylrIs
初めて参加した技術書典4は最高に楽しかったです。
運営の皆さま、楽しいお祭りをどうもありがとうございました♡
#DNSをはじめよう に書評をいただきました その②
いよいよ技術書典4は明後日の22日(日) 11:00〜17:00に開催です!
初めて行く方はぜひ技術書典の攻略ガイドを一読してから行きましょう♡
(ちなみに私も初参加です。初参加なのにいきなり売る側で参加という)
開催に先んじて、当日「好きなコマンドはdigです(か-07)」で頒布する
「DNSをはじめよう」という本に、色んな方から書評を頂いたので
前回に続いてご紹介していきます。
五十嵐邦明さん(@igaiga555 「Railsの教科書」著者 )
ドメインを取得して使いたい人、新人研修で使うネットワークの教科書を探している人、そして普段Webアプリを書いているが「DNSってドメインからIPアドレス引いてくるんだよね?」以上の知識を持っていなかった私へお勧めの一冊。
実際の事例の説明を多く盛り込んで解説してくれる。
そして、突然現れるスプラトゥーン2のブキチと、AWSポエムに全部持っていかれるので、試験前日に読むとそれしか覚えていないということになりかねないのでそこだけは要注意だ。
こちらは達人出版会から出ている「Railsの教科書」の著者である、いがいがさんこと五十嵐邦明さんからいただいた書評です。ブキチと愛はワガママサンシャインをちゃんと拾ってもらえて嬉しい・・・・ありがとうございます!
甲木洋介さん(AWSと言えば Developers.IO でおなじみクラスメソッドのエンジニア)
現在のITエンジニアにおいてDNSの仕組みを学ぶことは、必須と言えるでしょう。その為DNSを学ぶための情報はWebサイトや書籍など既に膨大な量が出回っています。しかし多くの場合、ドメイン取得した「その後」に触れられていなかったり、ネームサーバを利用する「その前」の記述が無かったりなどで、知識が断続的になってしまいがちです。
その点本書はドメイン販売の仕組みから実際のドメイン取得方法、そしてAWSと契約して実際にRoute53を利用するところまでを、豊富なキャプチャと共に丁寧に説明しています。また、最近のSNSやニュース記事として見たことあるDNS関連の事案がふんだんに紹介され、なぜあのような事案が発生したのか、DNSをちゃんと管理しないと何が起きるか、という事を地続きで説明してくれます。そして適度に現れるドリル(クイズ)が、入門書にありがちなユルさに適度な緊張を与えています。まさに本書の著者であるmochikoさんが目指した「わからない人の気持ちに寄り添った」構成となっています。
昔から現在まで広く長く使われている基本的な技術を、最新情報まで交えつつ、楽しく学べる構成で刊行された本書は、まさに採れたて新鮮な"旬"の書籍だと言えます。これからDNSを学びたい方、学ばせたい方は、是非ともこの旬を逃さないようにしてください。
こちらはAWSと言えばDevelopers.IOでおなじみ、クラスメソッド株式会社のエンジニアであり「Oracle SQLクイズ」の著者でもある甲木洋介さんからいただいた書評です。
AWSで困って検索すると必ずお助け記事が出てくる、あのDevelopers.IOの中の人に書評貰えるなんて・・・しかも採れたて新鮮な"旬"の書籍って褒められたよ・・・・泣きたい!
よしおかたかひろさん(@hyoshiok)
DNS大好きなmochikoAsTechさん著「DNSをはじめよう」。
初心者にわかりやすい入門書です。ドメインを買うことから始まってます。ショッピングガイドみたいだ。安くてお得なドメイン。DNSの仕組み、AWSのネームサーバの使い方、digとwhoisを叩いて学ぶDNS、最後にトラブルシューティング。
ネットワークエンジニアの卵だけじゃなくて、ウェブアプリを作っている皆さんにもどうぞ。
最後は技術書典4でご自身も本を出されるよしおかさんからいただいた書評です。
前回は1時間で売り切れたというツワモノ・・・私もあやかりたい・・・。
さて、たくさんの方から熱のこもった書評を頂戴した
「DNSをはじめよう(150ページ/1,000円)」は、4月22日(日) に
技術書典4の「好きなコマンドはdigです(か-07)」にて頒布(販売)予定です。
なお技術書典4での特典として、本を購入された方には
電子書籍(PDF)のダウンロードカードを無料で差し上げますので
皆さん、ぜひ「DNSをはじめよう」を買いにいらしてください♡
#DNSをはじめよう (150ページ/1,000円)は、#技術書典 4で買えば電子書籍(PDF)版のダウンロードカードが無料でついてくるよ!ちなみにダウンロードカードもマシュマロホワイトっていう紙なので手ざわり最高です♡
— mochiko@技術書典4(か-07)でDNS本出すよ (@mochikoAsTech) 2018年4月19日
現金と技術書典アプリの後払いサービスとpixivPAYに対応。https://t.co/ang2QayACf pic.twitter.com/UdX59Zl1M0
#DNSをはじめよう に書評をいただきました その①
いよいよ今週末、4/22(日) の技術書典4で頒布(販売)するDNS本、
「DNSをはじめよう」ですが、お陰さまでたくさんの方から書評をいただきました。
本当にありがたい・・・感想もらえるの嬉しいとは聞いてたけど、ここまで嬉しいとは思わなかった・・・。という訳でご覧ください!「DNSをはじめよう」に寄せられた書評です!
片岡玄一さん(『良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方』著者)
仕事の役に立つ知識が満載で、新卒、ベテラン、誰にでもお薦めしたい一冊。素人目線に合わせて解説されているので、全然分かっていなかった人でもざっくり理解できる。文系で難しい話の苦手な人でも挫折せず読み切れるDNS本です。
こちらは『良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方』の著者のひとりである片岡玄一さんからいただいた書評です。ありがとうございます!
「いい本だなー」って思ってた本の著者から書評もらえるとかどういうことなの・・・夢なの・・・?
太田ブンメイさん(「Web制作者のためのUXデザインをはじめる本」著者)
ネットの世界において、DNSはまさに筆者の言葉どおり「水道管のように地味」な世界。しかし、インフラエンジニアが司るこの地下世界、この水道管の仕組みを理解し、向き合うことはますます重要になってくるはずです。日々ニュースを賑わすネットベンチャーやスタートアップの人たちも、インフラエンジニアがこの世にいなければビタ一文稼ぐことはできないのです。
本書には、実際にドメインを一つ購入して運用を開始するという “ストーリー” が実装されています。百戦錬磨の筆者が紡ぐ珠玉のエクスペリエンス、読者は楽しく追体験しながらDNSの世界に耽溺することになるでしょう。この本のゴールは「DNSが好きになる」ことなのです。初学者の入門本として、更に上級者が初学者に与える教科書として、超オススメ。早く手に取って開いてください!
続いては「Web制作者のためのUXデザインをはじめる本」の著者、太田ブンメイさんからの書評です。書評なのにそれ自体が面白いってどういうことw ビタ一文w
ちなみにブンメイさんはご自身の紹介文も面白いので、併せて載せておきます。
太田ブンメイ(評者)
イッチョンチョンw すごい人なのに面白くてすごい。お陰で語彙力失うw
続いてはこちらです。
なつよさん(@infragirl755 #インフラ女子の日常 を描いている新進気鋭のインフラガール)
分かる・・・その感じ分かるよ・・・という共感を呼ぶ書評は、Twitterで #インフラ女子の日常 を描いている新進気鋭のインフラガールことなつよさん(@infragirl755)です。
塩谷啓さん(@kwappa 「Web制作者のためのGitHubの教科書」著者)
ひとは好きなものについて語るとき、たいてい楽しそうにいきいきと語ります。みなさんだってそうでしょう?ぼくだってそうです。著者のmochikoさんも例外なくそうでした。
そして楽しさは伝染するものです。ドメインとってDNS設定なんてサイトを立てた時の初期設定でしょ、ぐらいに思っていたぼくですら、読後はDNSに興味を持ったし、今まで雑に考えててごめんよ!という気持ちになりました。
え、内容?好きなことをひとに語るときは、できるだけ間違わず正確に、そして興味を持ってもらえるようにするでしょう?本書もまさにそういう本です。ポイントごとに書かれている「ドリル」を解けるようになると、Web開発の現場で仕事をするための武器をひとつ手に入れることができます。
楽しくて学びを得られる「DNSをはじめよう」、おすすめです。
最後に、私が言いたかったことを全部代わりに言ってくれた感のある素敵な書評は、株式会社ドワンゴの技術コミュニケーション室長であり「Web制作者のためのGitHubの教科書」の著者でもある塩谷啓さん(@kwappa) からいただきました。ありがとうございます!
皆さんからこんなに愛のある感想をいただいた
「DNSをはじめよう(150ページ/1,000円)」は、4月22日(日) に
技術書典4の「好きなコマンドはdigです(か-07)」にて頒布(販売)予定です。
なにしろ400冊も刷っちゃったので、半分でも売れたらいいなー♡
売れなかったらしばらくは白米に塩かけて生きようー♡みたいな気持ちです。
なお技術書典4での特典として、本を購入された方には
電子書籍(PDF)のダウンロードカードを無料で差し上げますので
皆さん、ぜひ「DNSをはじめよう」を買いにいらしてくださーい!
なお「みんなの書評」はまだ続きがある予定です。お楽しみに。
技術書典4で出すDNS本を40部から400部に増やしてみた
タイトルのとおりなんだけど、4/22(日)の技術書典4で出すDNS本の印刷部数を
当初考えていた40部から何度も変更して、最終的には10倍の400部で発注したので
その経緯や金額などをメモー。
1月上旬:最初は40部と思っていた
そもそも本なんか書いたことも作ったこともない。
申込時点で「持ち込み部数」を聞かれたので、30部?40部?と迷ったけど
割と多めのつもりで40部にしておいた。
(100部刷って爆死した人のブログなんかも見たし、
正直この時点ではこれでも多いと思ってた)
2月中旬:100部に増やそう!と決める
「ワンストップ!技術同人誌を書こう」の「18.2 技術書の印刷部数」で
・技術書典2では100部持ち込んで早い時間に完売したところが結構あった
・残ったら当日その場でComicZINに委託できる
という話を読んで、100部で印刷しようかなと決める。
#技術書典4 に最初に申し込んだ時点では「40部くらいかな・・・?」と思ってたんだけど、印刷料金と販売価格を照らし合わせて色々考えた結果、100冊で印刷して、販売価格を1000円にしてみようかな、と思ってる。半分でも売れたら大赤字は避けられる、みたいな状況にしておけば、気が楽かなーと。
— mochiko@技術書典4でDNS本出すよ (@mochikoAsTech) 2018年2月12日
3月中旬:表紙パワーを感じて200部に増やす
ページ数がおおよそ150ページで固まったことで、
オンデマンド印刷の可能性はなくなり、日光企画のオフセット印刷の
早割りセットB5料金表をまじまじと眺める。
100部で71,720円、150部で80,890円、200部で89,730円。
100部だと72冊売らないと印刷代を賄えないけど、200部だと90冊売れば賄える。
全体の半分弱売れればいいって考えると気持ちが楽だなー。
デザイナーさんやレビュアーにあげる分が20部と考えると、
100部だと足りない&厳しいかも、よっしゃ200部行ってみよーと決める。
中身もめっちゃ頑張ってるけど、デザイナー謹製の表紙パワーがすごいので200部いけるのでは・・・?みたいな気になってる。でも11時~17時の6時間でしょ?10部は個人用で取っとくとして、190部を6時間で。1時間に31冊売る。2分に1冊のペースでコンスタントに・・・急に厳しい気もしてくる。 #技術書典
— mochiko@技術書典4でDNS本出すよ (@mochikoAsTech) 2018年3月16日
4月上旬:入稿後、やっぱり300部にすべきだった?と迷い始める
4月1日に技術書典4の一般参加者向けサイトがオープン。
一般参加者は気になるサークルにチェックが付けられて、
出展側は自サークルに付いた数が確認できるんだけど、
この被チェック数が
10→20→27→31→36→40→44→49→53→54→60→64→71
と日々めっちゃ伸びていく・・・!
1週間で50を突破した辺りで、300部に増やすべき?とめっちゃ悩み始めて、
前回の技術書典3と比べて技術書典4は世間の注目度が何段階も上回っているような気がしていて、そこを考えると200部刷ってもラストまで保たずに完売しちゃうんじゃないの?って思ってる。300部いくべきか、ほんとに悩んでる。(そもそも日光企画さまに入稿済なのでもう無理かもだけど) #技術書典
— mochiko@技術書典4でDNS本出すよ (@mochikoAsTech) 2018年4月7日
300部で行こう!と腹を決める。
だって我ながらいい本だもん!私が仕事始めたときこの本読みたかったなーって校正しながらしみじみしたもん!読み物としても面白いし。技術書典行って整理券貰ってやっとたどり着いてう売り切れてたら泣くもん!だから300部でゴー!#技術書典 #DNSをはじめようhttps://t.co/ang2QayACf
— mochiko@技術書典4でDNS本出すよ (@mochikoAsTech) 2018年4月8日
4月9日:どーんと400部に増やしてみた
印刷会社の日光企画さまに問い合わせた結果、早割りセットはもうNGだけど
30%引きならまだ間に合うからこの金額で増刷可能だよ、と回答を貰う。
300部なら141,200円、400部なら168,200円、
普通なら300部でやめとくだろうけど、ここまで既に
「やっぱり100部!」「やっぱり200部!」「やっぱり300部!」と
3回も部数見直ししてるので、もう1回くらい来そうな気がして悩む。
もともと1冊1000円で売ろうと思っていたので、
400部刷っても169冊売れれば印刷代は賄える・・・なんだ、いける予感!
個人的な肌感としては現在の被チェック数×3くらいはワンチャンありそうだけど×5はかなり肝がぶっといぞ…!みたいな顔です(この情報を参考に爆死しても謝りすらしないのでよろしくおねがいします
— わかめ@TypeScript味 (@vvakame) 2018年4月9日
被チェック数が71なので、x3なら213、x5だと355、
肝がぶっといのでなんだか169冊くらいなら余裕でいけそうな気がしてきたよ!
技術書典4にはいけないけど紙の本欲しかったー、っていう人もいるだろうし、
余ったらComicZINに委託するか、BOOTHの発送代行・倉庫サービスに頼めばいいや!
おっけーおっけー!400部でゴー!
という訳で1分に1冊ペースで売れない限り絶対完売しません
技術書典4の開催時間は11:00〜17:00なので6時間です。
6時間で380部売るには、1時間に63冊、つまり1分に1冊のペースで売れない限り
「DNSをはじめよう」は絶対に完売しません!わー、なにそれすごーい!
コンビニの誤発注みたーいw
でも書いた本人が言うのもなんですが「DNSをはじめよう」は
すっっっっごくいい本です。
私自身、校正で何度も読み返しながら
「エンジニアとして仕事を始めたときにこの本読みたかったなー」
ってしみじみ思ったくらい、本当にいい本です。
だからこの本を読みたいなと思ってくれる人が、
買いたいなと思って来てくださる人が、きっとたくさんいるはずだ、と思っていて、
そんな方たちが、技術書典に行って整理券貰って並んでやっとたどり着いて
本が売り切れててがっかりするよりは、在庫いっぱーい!の方がいいな、って
そう思っているので、400部発注したけど気持ちは明るいです♪
4/22(日)は技術書典4でDNS本買ってねー♡
という訳で皆さま、4月22日(日)に秋葉原UDXで開催される技術書典4では
「DNSをはじめよう」をぜひ買いにいらしてください。
入社したばかりの新卒向けに10冊まとめ買いとかも歓迎ですw
絶対に完売してないので、午後でも安心して買いにきてくださいw
そしてもしいっぱい売れたら、素敵な表紙を描いてくれたデザイナーさんに
儲け分で再び焼肉をご馳走したいです。
#DNSをはじめよう を試し読みできる無料サンプルPDFを公開しました
「DNSをはじめよう」の目次と各章の中身を少しだけ試し読みできる無料サンプルPDFをBOOTHで公開しました!
紙の本(全150ページ)は、4/22(日) の技術書典4@秋葉原UDXで頒布(販売)します。
なお技術書典4で本を購入された方には、電子書籍版のダウンロードカードを無料で差し上げます!
技術書典4は入場無料ですのでお気軽にいらしてください。
ちなみに前回(技術書典3)は「整理券を貰っておいて、スマホアプリで『〇番まで入れるよ』と通知がくるので自分の番号が来たら戻る」みたいな感じだったようです。(行ってないので伝聞)
色々見てると前回はひどい豪雨だったにも関わらず、整理券が10時半(開場30分前)で100番台、10時40分(開場20分前)で300番台だった、というツイートがあったので、開場時間の11時に行くと結構待ちそうですね・・・昼には売り切れたサークルさんも居たそうなので、目当ての本があったら早めの参加がよさげです。
ご来場お待ちしております♪
4/22(日) 技術書典4で「DNSをはじめよう」という本を頒布します!
技術書典ってなに?
エンジニアやIT系の会社(メルカリとかサイボウズとか)が
「技術本」を自作して頒布(販売)するイベントです。
今回が4回目となる「技術書典4」は 2018年4月22日 (日) に
秋葉原UDX アキバ・スクエアで開催されます。
本日公開されたサークルリストで出展サークルを事前にチェックできます。
初めて作ったDNS本を技術書典4で頒布します!
今回私は「好きなコマンドはdigです」というサークル名で
「か-07」という場所で「DNSをはじめよう」という本を頒布予定です。
初めて作ったDNS本を200冊抱えて「これ売れるのかな・・・」と
小刻みに震えている予定ですので、皆さまぜひ秋葉原UDXまで
どれくらい震えているのか見にいらしてください><
買う側は入場無料で、事前申し込みも不要ですが、
毎回3000人超が来場して賑わう&昼前に売り切れてしまう本もあるそうなので、
早めに来て整理券をゲットするのがよさげです。
「DNSをはじめよう」はどんな本?
IT系で開発をやってるけど、インフラ周りはあんまり分かってないのが
ちょっとコンプレックス・・・そんなエンジニア向けに
ドメインやDNSを分かりやすく伝えたい!と頑張って書いた一冊です。
デザイナーさんがすばらしい表紙と目次を作ってくれたので、
そちらを公開しますー。
DNSをはじめよう ~基礎からトラブルシューティングまで~
ドメインを買って試しながら学べるドリル付き
・ドメインとDNSの仕組みが丸ごと分かる
・DNS浸透問題のモヤモヤをすっきり解決
・トラブルシューティング!困ったときの調べ方は?
・nslookupはもう卒業!digの便利な使い方
・ドメイン自動更新の落とし穴によるサイト全停止の防ぎ方
・実際に手を動かして試してみよう!AWSのRoute53
・IT系にいるけどインフラに苦手意識のあるあなたに
・これからシステムを学ぶ新人にも最適な入門書
付録はAWS用語を詰め込んだアイドルソング
あと最後に、何を言ってるのか分からないと思いますが、
原稿の〆切に追われている時ほど才能の無駄遣いをしてしまう傾向にあるようで
うっかり「AWS - 愛はワガママサンシャイン」という
AWS用語を詰め込んだアイドルソングを作ってしまいました。
あまりによくできてしまったので
「DNSをはじめよう」の付録として収録予定です。
こちらもお楽しみにー。
#DNSをはじめよう の付録は「AWS - 愛はワガママサンシャイン」
何を言ってるか分からないと思うんだけど、技術書典で頒布するDNS本 #DNSをはじめよう の付録はAWS用語を詰め込んで作ったアイドルソング「AWS - 愛はワガママサンシャイン」だよ。 #歌詞のみ #才能の無駄遣い #技術書典
— mochiko@技術書典4でDNS本出すよ (@mochikoAsTech) 2018年3月14日
4/22(日) の技術書典4に向けて、いま必死に「DNSをはじめよう」の第4章を書いてます。
〆切が迫るほど、つい他のことを考えてしまう・・・AWSってすぐ独自用語作るよな・・・Security Groupって要はファイアウォールでしょ・・・あー、AWS用語だけでアイドルソング作ったら面白そうだなー。
で、作ってしまったのがこちらです。
それでは聞いてください、AWS - 愛はワガママサンシャイン。
はじめの駆け引き SecurityGroup
Elasticなこの気持ち みちびいてね Route53
『やめときな』って声はGracierに
そだててBeanstalk 私たちのキズナ
一挙一動 CloudTrailつながっていたいの Direct Connect
私の恋はAutoscaleIAMで私だけを見つけてね
ふたりの思い出 Redshiftにおいて
CloudFront 世界に届けてこのAIを
実際に本に収録される際には、もうちょい歌詞が足されるかも知れないし、削られるかも知れません。
Route53(ネームサーバ)にみちびいてもらうとか、聞きたくない声は取り合えずGracier(ストレージサービス。当面使わないようなログやデータの保管庫としてよく使われる)に入れるとか、CloudFront(CDN)で愛を世界に届けるとか、技術的にもおかしくない歌詞なのよ・・・・!自分の才能が怖い・・・・!
今のところ出来上がってるのは歌詞だけなので、面白がって曲作ったり歌ったりしてくださる方を募集中ですw
ボカロPやアイドルの皆さん、AWS好きのエンジニア層に食い込める(?)一手ですよー。
そんな「AWS - 愛はワガママサンシャイン」を収録した「DNSをはじめよう ~基礎からトラブルシューティングまで~」は技術書典4で頒布予定です。
DNSをはじめよう
~基礎からトラブルシューティングまで~
ドメインを買って試しながら学べるドリル付き
・ドメインとDNSの仕組みが丸ごと分かる
・DNS浸透問題のモヤモヤをすっきり解決
・トラブルシューティング!困ったときの調べ方は?
・nslookupはもう卒業!digの便利な使い方
・ドメイン自動更新の落とし穴によるサイト全停止の防ぎ方
・実際に手を動かして試してみよう!AWSのRoute53
・IT系にいるけどインフラに苦手意識のあるあなたに
・これからシステムを学ぶ新人にも最適な入門書